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大川の家 (岐阜県岐阜市)
竣工:2018年2月
内と外とつながる家
岐阜県岐阜市に建つ住宅。農地だった歴史を持つ周辺も、開発により商業施設や住宅が多く建ち並んでいる。その姿はかつての面影もなく、コンクリートやアスファルトが地面を埋め尽くし、敷地境界線を可視化させるようにコンクリートブロックが立っている。
今回の敷地は通行する人が限定される南北の生活道路を含んだ3方道路に囲まれており、よくある住宅地と比べて通行人が目にする敷地の面積が大きい。敷地の特徴とコンクリートやアスファルトに覆われた周辺の現状を考え、塀などで仕切ることなく、なるべく土の地面を残すことを考えた。四方を地面が取り囲むように建物を敷地境界線からセットバックし、芝の地面で周辺との緩やかな境界をつくる。窓のある部分には樹木を配置することでプライバシーを守りながら周辺に対して庭を開放することが可能であると考えた。そのことにより、通行する人も住人も視線の中に緑が多く取り込まれ、コンクリートやアスファルトの景観から脱却したいと試みている。
敷地と周辺をつなげるように、内部も部屋間や外とのつながりを考えた。
玄関に入ってすぐの食卓と台所は植栽でプライバシーを守りつつ、南北の生活道路に大きく開くことにより空間が道路の向こう側まで拡張したように感じ強い拡がりを感じることができる。中2階は居間があり、食卓とガラスの入った子ども室と視線が交差するとともに、東側に開けた大きな掃き出し窓により、外へと視線が拡がっている。
家族と家族。家と周辺。今と昔。
それぞれが繋がりを持つことで家族はもちろん、前を通る人も豊かに感じる空間になるのではないかと考えている。
用途 : 戸建住宅
構造 : 木造2階建て
建築面積 : 58.58m2
延床面積 : 104.36m2
写真 : APERTOZERO 吉池輝朗
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