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メルヘンハウスHACO
Limited bookstore
整理して居場所をつくる
日本初の児童書専門書店であるメルヘンハウスが、2018年に惜しまれながら閉店した。それから一年後、名古屋市千種区星が丘テラス内にあるのHACOというイベントスペースで期間限定で復活することになった。新品、古本の絵本合わせて約1000冊を販売する限定店は3.4坪という非常に小さなスペースだった。それでもメルヘンハウスの理念を継承するべく、親子や絵本と子供のコミュニケーションを重視し、シュリンクや帯を外して絵本を直接手に取って開いて、読んで買えることが求められた。予算を使わずに空間を作り上げるため、店舗内ではHACO提供の什器とスタッフの持ち寄った小物を活用した。新品絵本のサイズを考慮し、什器を片側壁面にすべて配置して床になにもない場所を多く作り気軽にその場で読むことができるようにし、多くの出展者がアイキャッチとしてしか使用していなかった 外部カウンターも絵本の読み聞かせスペースに活用した。メルヘンハウスは実店舗再開に向けて動いており、期間限定店舗は小さなスペースでも絵本を通じたコミュニケーションを第一に考えるというメルヘンハウスの理念を示すことができたと思う。
期間限定店舗:2019年4月3日~4月15日
所在:愛知県名古屋市千種区星丘テラス内
用途:期間限定児童書専門店
店舗面積:11.25㎡
写真:border design architects
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