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「だれとでも」と「どこででも」:移動式家具の新たな価値③

更新日:5月6日


1人~6人まで使えるテーブル


前回は移動式本棚である「つらなり」を紹介しました。今回は「seed」というテーブルについて詳しくご紹介します。



 

目次





 


重なりあって輪郭を変えるテーブル

テーブルってどんな家具?


① テーブルという家具

テーブルは様々な形やサイズでデザインされる家具です。食事をするためのダイニングテーブルや執務を行うためのデスク、モノを置くためのサイドテーブルなど機能も様々あり、用途に応じてデザインされます。脚は4本のもの、1本のもの、壁に固定するカウンタータイプのものがあり、デザイン、空間、使用状況によって選択されます。標準的なダイニングテーブルの高さは70~72cm程度であり、椅子との差尺を30cm程度取るのが一般的です。仕上げも木、金属、コンクリート、モルタルや樹脂パネル、ガラスなど様々です。


② 移動するテーブル


テーブルは通常移動することができる家具です。掃除のとき、大人数で食事をするとき、模様替えをするとき。様々なときに移動しながらその要件を満たします。しかし移動を前提としたものではないため、どこに移動してもその様相が変わることがありません。前回、前々回まとめたようにテーブルが移動するという行為が、デザインするテーブルの特徴でなければなりません。必要な要望はカフェのテーブルとして使用できること。展示台にもなりえること。状況に応じて移動して使用できること。大まかにこの3点でした。まずはテーブルを複数に分割するところから考え始めました。


カフェテーブルとして使いながら展示台としても使える

僕らが考えたseedというテーブル


重なりのディテール

①  seedというテーブル


seedというテーブルは2人で使用するのに十分な天板面積を持ちながら、3つに分割することにしました。ただ3つに分けるだけでなくその高さを3.5cm刻みで変更し、72cmを起点に68.5cm、75.5cmの3種類の高さを持つテーブルをデザインしました。これを行うことで、天板通しが重なり合うことが可能となり、一体で使ったり、別々で使ったり、近づくと離れるのバリエーションを獲得することができました。



使い方によって輪郭と名前が変わるテーブル

② 種のような天板


通常のテーブルとは四角であったり、丸であったり、楕円であることが多いと思います。seedの天板は種のような形をしており、一つのテーブルの中に様々な幅や奥行を持った状況を作りました。角がないことで4本の脚による座りやすさはあれど、どの角度で使用しても丸みを持った天板が目の前にある状態を作っています。それは天板の重なり合いでも同じことが言え、重ね方でテーブルの輪郭が微妙に変わっていきます。時にはフタバのように、時にはハナのように、時にはツルのように見えます。使う状況や並べ方で輪郭と名前が変わる、並べることが楽しみになるようなデザインです。



視線を真ん中に集めることも、集めないこともでき、それにより2人、4人、6人と対応人数が変わる

まとめ


今回は3つのテーブルが近づいたり、離れたりしながら状況に対応しつつ、それによりデザインが変わっていくという特徴を持った事例をご紹介しました。ギャラリーという特性上テーブルが目立ちすぎてもいけません。その中でそれぞれ独立した一つとしても、集まったときの面白としても特徴が出るように色分けをしています。今回も「つらなり」同様持ち運びを考慮して天板が外れる仕様になっており、天板を入れ替えながら色の面積比率を変えるのも並べる楽しさにつながるのではないかと思います。


こちら受注販売も行っておりますのでご興味ある方はぜひお問合せください。


使うのが楽しくなるテーブル

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