家づくりってどうやって進めていくるのかわからなくて不安!!
本当に理想のおうちづくりってできるの?
設計事務所との家づくりって敷居が高そう・・・
というお声をよく聞くので一度皆様とのやり取りの流れや、実際に僕がどのような流れで設計を行っているのかまとめてみようと思いました!
このブログでは僕ら「border design architects」との家づくりの進め方をご理解いただくために、各題名末尾に、皆様に直接関わる部分はクライアントの〈ク〉、僕が関わる部分は鳥居の〈鳥〉と表記いたします。
目次
border design architects の家づくりの進め方〈ヒアリング~プレゼン前まで〉
①問い合わせ/ヒアリングシートの記入〈ク〉
僕らの家づくりに興味を持ってくださった皆様!そしてお家をご検討中の皆様!
是非ともHP内の問い合わせフォームやお電話などでお気軽にお問い合わせください。
「問い合わせって何を書けばいいかわからない」そんなお声もあるかもしれません。
そんな時は
「新築を検討してます」とか「イエタテタイ」とかそんな感じでも大丈夫です。
こちらが事前に教えてほしい情報は追って返信いたします。
「それでも問い合わせフォームとかお電話とかメールでの問い合わせは難しそう緊張しちゃうよ」
という方はインスタなどのSNSのDMでも構いません。
設計依頼を前提のお問い合わせの場合はご指定の住所もしくはメールにてヒアリングシートをお送りしております。
ヒアリングシートとは、皆様の理想の家づくりへの想いを聞くために書いていただいているものになります。
ヒアリングシートの中身は
・計画地住所
・建設費予算
・希望の部屋構成
・希望の大きさ
・欲しい設備
・ご家族の生活リズム
・ご要望
などになります。量が多いので大まかに書いていただいておりますが、詳しければ詳しいほど精度の高い提案ができます。自由記述欄もございますので理想の住宅に対する思いをありのまま書いていただければ大丈夫です!!
「要望が矛盾しちゃう」とか、「予算に合わないかも」と考えるのはもっと先にしてまずは理想をお伝えください。
また現在僕らがお手伝いしたクライアント様のご厚意により「東味鋺の家」では随時見学会を行っております。
詳しくは「house tour」でご確認ください。
border design architectsがお手伝いした住宅を体験でき、実際の住み心地、打ち合わせや提案、現場での雰囲気など生の声を聞くことができる機会となります。
②法令等の確認〈鳥〉
ヒアリングシートご記入後ご返送いただき、設計、工事に関わる関係法令を役所等で調査します。
(スケジュールの兼ね合いで③と前後する場合もあります)
調査の際には建設予定地にも足を運び、近隣状況などもチェックします。中には法令や現況によって要望が叶えられない場合や予算が余分にかかってしまうこともありますので、計画前には必ず一通りチェックを行います。
③ヒアリング〈ク/鳥〉
ご返送いただいたヒアリングシートを基に、実際にお会いしてヒアリングをさせていただきます。その際の内容としては
・ヒアリングシートを読んだ際に疑問に思ったことを質問
・「必ず叶えたいこと」、「できれば叶えたいこと」などの要望の優先順位の確認
・ヒアリングシートに書ききれていない潜在的な要望の聞き取り
・(事前にできていれば)調査した法令の報告
・単純にお話したい(できれば仲良くなりたい)
などなどといった感じです。
この中でも特に重視しているのは「お話したい」という部分です。住宅設計というのは依頼する人と住む人が一緒になるケースが大半です。どんな時に笑って、どんな趣味があって、どんな話のときに目がキラキラしているのか。実はこれが一番設計のヒントになったりします。(僕の場合)
設計で悩んだ時などお施主様の顔を思い浮かべると「こっちの方が好きかも」とか「これは攻めすぎてるかも」など感情がのった提案になっていきます。なのでヒアリングの際はたくさん僕とお話をしましょう!!(口ベタな方も大歓迎)
④スケッチして寝かせるを繰り返す 〈鳥〉
ヒアリング後、どんな家がいいかスケッチや文章を何種類も書きます。それらは間取りや外観など具体的なものもあれば、抽象的な「家族や外部との関係の在り方」のようなものもあります。それに近しい事例があれば書籍やインターネットで調べ、案の強度を上げていきます。その時点でしっくりくるものが数種類できたら一度1~2日くらい何もせずに寝かせます。しっくりこなかったらまたスケッチや文章を書き始めます。
「なんだよやり直しかよ、寝かせてる分時間もったいないじゃん」
と思うかもしれませんが、そうではありません。寝かせているといっても大体頭の中では常にその住宅のことを考えています。街を歩いているときに見たベンチからヒントを得たり、テレビ番組からヒントをもらうこともあります。
寝かせている時間が一番考えている時間とも言えるかもしれません。そうやってゆっくり時間を掛けて徐々に構築された住宅は密度の高いプランになっていると、信じています。
しっくりくるまでスケッチや文章を書き、納得できたらようやく図面を作成します。
基本的には配置図、平面図、立面図、断面図、面積表などをCADに起こし、清書した段階でその家に住んで違和感がないかどうかを最終チェックします。
これが終わってからプレゼンのための資料を製作します。
⑤ここまでに要する時間は?/次回プレゼン編をつづく
ここまでが問い合わせからプレゼン手前までの流れになります。
僕らはヒアリングからプレゼンまでの期間としてはおおよそ1.5か月ほどいただいております。一般的な企業よりもプレゼンまでの期間を長く設定しておりますが、これから何十年と住む家のベースを考える期間と捉えると、決して時間を取りすぎているとは考えておりません。むしろここに時間を掛けるからこそ、こちらも胸を張って100点いや120点と思える提案ができると考えております。
※とはいえ竣工時期から逆算してこの期間を短くしなくてはならない場合は、もちろん対応いたしますのでご安心ください。
(その際は次回プレゼン編での取り上げるすべての資料のご用意は出来かねますのでお許しください)
よくある家づくりフローとしては皆さまの流れだけが書いてあるものが多くあります。ですが折角の機会ですので、僕の設計の流れも書いていくことで少しでも設計事務所としての仕事を知ってもらえたら嬉しいなと思って書いてみました。次回はプレゼン編をお送りいたします。
「図面は用意し終わっているのに、他に何を用意するものがあるんだ!!」「どうせそこから大したもの用意しないんでしょ?」って思ったそこのあなた。次回も見て是非答え合わせをしてください。
border design architects は愛知 名古屋 岐阜 三重 など東海エリアを中心に木造住宅の新築、戸建て・マンションリノベーション、店舗や家具などのデザインを行っています。
HPやインスタなどからお気軽にお問い合わせください!
@border_design_architects ←instagram
border design architects HP ←Website
Comments